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はっ水性について

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はっ水性とその効用

製品が長持ちするはっ水処理

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ワックスを塗った車にかかった水は丸くなって転がり落ちますが、この水を弾く作用を「はっ水性」といいます。「はっ水性」は「防水性」とは異なるため、もともと「防水性」を持たない生地で作ったウエアにはっ水処理をいくら施しても雨具としては使えません。しかし、防水透湿性を持つ生地にはっ水処理を行なうと、水を生地表面である程度弾き落とし、生地表面が水の膜で覆われてしまうことを防ぐため、透湿性の機能を低下させることなく維持してくれます。さらに、汚れをつきにくくする効果もあり、積極的にお手入れいただくことで結果的に製品を長持ちさせてくれます。

はっ水性の低下について

はっ水性の低下には次のような理由が考えられます。

汚れが原因となる場合

生地に汚れが付着した場合（汗やホコリなどの目には見えにくい汚れでも同様）、水を弾きにくくなることがあります。この場合には、汚れを除去することで「はっ水性」が回復しますので、一度洗濯していただくことをおすすめします。

はっ水剤が取れてしまった場合

「はっ水性」は製品をご使用いただく中での摩擦や、洗濯を繰り返し行なうことでの性能低下が避けられないため、はっ水剤を使って「はっ水性」の補充を定期的に行なう必要があります。洗濯しても「はっ水性」の回復が見られない場合には補充の時期と考えてください。

環境への配慮とはっ水成分の変更について

従来からはっ水剤に使用されてきたPFAS（ピーファス：有機フッ素化合物）については、明確ではないものの環境や人体に影響を与える懸念があります。
予防原則の観点から、モンベルでは製品に使用するはっ水剤を段階的にPFASを含まないタイプに順次置換し、環境に配慮したものづくりを進めています。耐久性や撥油性の低下など従来品に比べて劣る部分もありますが、適切なメンテナンスさえ行えばアウトドアでの使用には何ら問題はありません。

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