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バックパックの洗濯方法

バックパック本来の強度や機能性を維持し、快適に使用を続けるためには、こまめなメンテナンスと適切な保管がとても重要です。
特にショルダーベルトやバックパネルなど体に密着しパットが入っている部分は夏山縦走などでは多量の汗が溜まります。汚れたまま長期的に保管すると、各パーツの劣化を早めるうえに、カビや臭いの原因にもなります。一度発生したカビを除去するのは非常に困難です。製品と長く付き合っていくために、正しい方法で洗濯しましょう。

チェックポイント

ご使用による損傷や経年劣化が表れやすいポイントをご紹介します。何らかの不具合が生じた際には、お近くのモンベルストアもしくはカスタマー・サービスにご相談ください。特に縫製の修理には、耐久性を持たせるために高い技術が必要ですのでお気軽にご相談ください。

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ジッパー

砂など異物がつまっていないか確認してください。 また、トップリッド(雨蓋)への荷物のつめ過ぎにもご注意。ジッパーの開閉時に強い負荷がかかるのでジッパー周辺のパーツの損傷をまねいてしまいます。

ショルダーハーネスと本体の付け根

ショルダーハーネスと本体とを縫い合わせている生地周辺は、荷重により大きな負荷がかかり続けるポイントです。縫製箇所の糸が切れるなどの不具合が発生していないかどうか確認してください。

背面パッド

嫌な臭いや汚れはありませんか?
背面パッドは大量の汗を吸い込むので「洗濯」しないと汚れが蓄積します。汚れたまま長期保管すると、ウレタンフォームの劣化をまねき、進行するとポロポロと崩れる状態になります。「洗濯」と適切な「保管」により、快適に使い続けられます。

フレームの末端と地面が当たるところ

安定性を高めるためにフレームを使用しているモデルでは、バックパックを勢いよく地面に置いたり引きずったりすると、フレームの末端と地面という固いもの同士が擦り合わされる状態となり、強い負荷が生じます。フレーム末端あたりの生地に破れがないかどうかチェックしてください。

バックル

確実に固定でき、ぱちんと外せますか?
劣化すると素材の弾力性が低下し、緩んで固定しにくい状態になります。また登山靴の踏みつけによるひび割れが生じていないか確認してください。一部の交換用バックルはモンベルストアで取り扱っていますので、縫い付けられていないものはお客さまご自身でも交換が可能です。

荷室の生地(内側)

荷室の内側の生地にコーティングの剥がれやベタつきが発生していませんか?
コーティングは生地の強度を補強する役割を果たしますが、製造されてからの年月や使用状況により劣化が進行します。ベタベタしたりぼろぼろと剥がれる状態になると、他の生地(ショルダーハーネスや縫い付け部等)のコーティングにも同様に劣化の進行が考えられます。そのまま使用を続けるのは危険ですので買い替え時期の目安としてください。

コード類

コードの表面が摩耗していないかチェックしてください。表面ニットが擦り切れ、内側の芯が露出すると使用に支障をきたします。

生地表面

ドロ汚れなどが残ったままになっていませんか?
生地に汚れが付着した状態で長期保管すると、生地の劣化が早まります。「洗濯」と適切な「保管」により、長く快適に使い続けられます。

洗濯から保管までの手順

長く快適に使い続けるためには、適切な「洗濯」と「保管」が欠かせません。汚れたまま長期的に保管すると、各パーツの劣化を早めるうえにカビや臭いの原因にもなります。一度発生したカビを除去するのは非常に困難です。
また、生地のコーティングの経年劣化からくる商品の寿命は、5~8年程度がひとつの目安ですが、メンテナンスによりコーティングの状態が良好であればそれ以上にご使用いただくことも可能です。

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準備

外せるパーツは洗濯前に外し(フレーム、ショルダーハーネスやウエストベルトのアダプタ等)、ジッパー類は開けておきます。

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部分洗い

目立つ汚れがあれば、水で濡らしたあと中性洗剤をつけてスポンジやブラシでこすります。

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押し洗い

洗いおけや浴槽にバックパックがちょうど漬かるぐらいの水を入れ、O.D.メンテナンス ベースクリーナーまたは中性洗剤を加えます。バックパック全体を浸して、押し洗いします。
汚れがひどい時にはぬるま湯を使用すると効果的です。

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すすぎ

押し洗いがくまなく済んだら、すすぎに入ります。洗いおけを傾けるか、浴槽の水をぬき、汚れの浮いた水を取り除いたあと、もう一度きれいな水にバックパックを浸し、押し洗いします。同じ要領で水が濁らなくなるまで十分にすすぎを繰り返します。

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水気をきる

バックパックを逆さまにし、水気をきります。背面パッドは水を含みやすいので手で押しながら水を押し出します。

乾燥

陰干しします。紫外線は生地にダメージを与えますので、直射日光を避け、風通しの良いところで乾燥させます。
ウレタンフォームやフレームを挿入する生地の隙間には水分が残りやすいので十分に乾燥させましょう。

保管方法

直射日光を受けるところや車内、屋外倉庫等、高温多湿になる場所はさけて、風通しの良い日陰で保管しましょう。 

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