積極的にお手入れいただくことで結果的に製品を長持ちさせてくれます。
ワックスを塗った車にかかった水は丸くなって転がり落ちますが、この水を弾く作用を「撥水性」といいます。「撥水性」は「防水性」とは異なるため、もともと「防水性」を持たない生地で作ったウエアに撥水処理をいくら施しても雨具としては使えません。しかし、防水透湿性を持つ生地に撥水処理を行なうと、水を生地表面である程度弾き落とし、生地表面が水の幕で覆われてしまうことを防ぐため、透湿性の機能を低下させることなく維持してくれます。さらに、汚れをつきにくくする効果もあり、積極的にお手入れいただくことで結果的に製品を長持ちさせてくれます。
撥水性の低下には次のような理由が考えられます。
汚れが原因となる場合
生地に汚れが付着した場合(汗やホコリ等の目には見えにくい汚れでも同様)、水を弾きにくくなることがあります。この場合には、汚れを除去することで「撥水性」が回復しますので、一度洗濯していただくことをお奨めします。
撥水剤が取れてしまった場合
「撥水性」は製品をご使用いただく中での摩擦や、洗濯を繰り返し行なうことでの性能低下が避けられないため、撥水剤を使って「撥水性」の補充を定期的に行なう必要があります。洗濯しても「撥水性」の回復が見られない場合には補充の時期と考えてください。
生地の表面をきれいにし、乾燥している状態でスプレーするようにしてください。ご使用前に缶を10回ほどよく振っていただき、缶をできるだけ垂直方向に保ちスプレーしていただくようにすると、「中身が残っているのにスプレーできない状態」となりにくくなります。
あらかじめ目立たない部分に吹き付けて色落ち変色のないことを確かめてください。約15cmの距離からムラなくスプレーしてください。スプレーを行なう際のコツは、乾燥させながら何層にも薄くスプレーすることです。
<< 使用上の注意 >>
洗濯後、濡れた状態のウェアに散布、または撥水剤につけ込み、乾燥機で乾燥させてください。手軽に撥水効果を得ることができます。
乾燥機の使用が可能か、洗濯絵表示タグを確認ください(モンベル製品のレインウェアは乾燥機の使用が可能です)。また、経年劣化が進んだウェアでは、タンブラー乾燥によってさらにダメージを受ける恐れがありますのでご注意ください。
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