お使いのブラウザ(Internet Explorer)ではコンテンツが正常に表示されない可能性があります。
Microsoft Edgeのご使用をおすすめいたします。
2024/10/24
モンベルのダウンウエアは、ご自宅で洗濯できます。正しいメンテナンス方法をご紹介!
汗や皮脂などの汚れがダウンに付着すると羽毛が束になってしまい、たくさんの空気を蓄えることができなくなり、保温性が低下します。それを防ぐには適切なお手入れが欠かせません。
全体的に汚れている場合や、ロフト(かさ高さ)が減ってきて新品の時ほど暖かくないと感じる場合は、洗濯をおすすめします。クリーニング店に依頼いただいても結構ですが、モンベルのダウンウエアはご自宅での洗濯も可能です!
洗濯と乾燥の方法
保温材入り製品用の洗濯洗剤について
弱アルカリ性の洗濯洗剤はダウンのタンパク質にダメージを与えるため使用しないでください。「O.D.メンテナンス ダウンクリーナー」は、生地やダウンを傷めない中性洗剤です。ダウンにしみこんだ汗や皮脂などの汚れをしっかりと落とし、ロフト(かさ高さ)を回復させることで、ダウン本来の保温力を回復させます。
化繊綿の洗濯にもご使用いただけます。
ダウンクリーナーを使用した洗濯方法
【1】準備
まず、ウエアに破れやキズがないかを確認します。破れた個所があれば修理が必要なので、モンベルの修理サービスをご利用ください。取り外せるダウンインナーの場合は、コートやジャケットから外して単体で洗います。
洗濯中の破損を防ぐため、ジッパーやホックは閉じてください。
ジッパーやホックを開けたまま洗濯すると、生地を傷めることがあります。
洗濯の際は必ず、洗濯表示をご確認ください。
モンベルのダウンウエアについて、一部で洗濯絵表示が「ドライ」のものがありますが、手洗いいただいて問題ありません(B.手洗いの場合を参照ください)。
【2】部分洗い
生地表面のちょっとした汚れだけなら、部分洗いで十分です。また、汚れのひどい部分や、汗をかきやすい部分が気になるときは、洗濯の前に部分洗いをすると効果的です。
ダウンクリーナーを水に溶かし、それをスポンジやタオルに含ませて汚れを擦り落とすように拭き取ります。それでも落ちない頑固な油汚れなどは、タオルにベンジンを含ませてふき取るのが効果的です。
【3-A】洗濯機に入れる
大きめの洗濯ネットにウエアをゆったりと入れます。ダウンクリーナーを水量に応じて洗濯機に入れ、弱い水流で洗濯します。
ドライテックやゴアテックスなどの防水透湿素材を使用しているダウンウエアは、表裏をひっくり返した状態で洗濯ネットに入れてください。
縦型洗濯機をご使用の場合、洗濯液に全体が浸からずダウンウエアが浮いてしまうことがあります。蓋を開けて確認し、手でダウンウエアの中の空気を押し出し、完全に沈めてください。
【4-A】すすぎ・【5-A】脱水
ダウンウエアに洗剤の成分が残らないよう、すすぎは2回以上行い、しっかりとすすぎます。
【3-B】押し洗い
洗いおけや浴槽にウエアがちょうどつかるぐらいのぬるま湯を入れて、ダウンクリーナーを加えます。ジッパーやホックをしっかりと閉じたウエアを軽くたたみ、空気を押し出してから液中に浸します。
ウエア全体を浸したら、押し洗いをします。軽く押し続ける程度で生地やダウンに付着していた汚れが浮き出し、洗いおけのぬるま湯が徐々に濁ってきます。
その際、水分を含んだウエアを洗いおけから持ち上げないように注意してください。水の重みで生地や縫い糸の破損につながる場合があります。
ジッパーやホックを開けたまま洗うと、生地を傷めることがあります。
【4-B】すすぎ
押し洗いがくまなく済んだら、すすぎに入ります。洗いおけをゆっくり傾けるか、浴槽の栓を抜いて、ウエア内部の水分が自然に抜けるのを待ちます。さらにウエアを軽く巻き上げて、残りの水分を押し出します。もう一度きれいな水にウエアを浸し、同じ要領で水が濁らなくなるまで十分にすすぎを繰り返します。
生地や中のダウンを傷つけてしまう恐れがあるため、絞りは厳禁です。
【5-B】脱水
洗濯機のドラムに沿わすように置きます。
ドライテックやゴアテックスなどの防水透湿素材を使用している製品は、表裏をひっくり返して必ずウエアの内側を洗濯機のドラムに沿わすようにしてください。
【6】乾燥
洗濯ネットにウエアが入っている場合は洗濯ネットから中身を取り出し、低温(60℃~70℃)に設定した乾燥機で乾燥させます。ご自宅に乾燥機がない場合は、お近くのコインランドリーの乾燥機をご利用ください。
内側の首周りやジッパー付近など、ダウンが乾きにくい場合は、表裏をひっくり返して乾燥させてください。
表地にドライテックやゴアテックスなどの防水透湿素材やフレアテクトなどの天然繊維が含まれる素材を使用している使用しているダウンウェアは、乾きにくいので表裏をひっくり返して乾燥させてください。
乾燥機の性能とダウンの量によって所要時間は大きく異なります。途中で何度か取り出して乾き具合を確かめながら乾燥させてください。
両手で軽くたたくと内部のダウンがほぐれ、片寄りを防ぐことができます。
表面近くのダウンが乾いているように見えても、内部は湿っている場合があります。仕上げに一週間ほど、風通しのよい日陰で乾燥させます。完全に乾燥させた後、全体を優しくたたくようにしてダウンの片寄りをほぐしてください。
表生地の紫外線劣化を避けるため、日陰で乾燥させてください。
はっ水剤のご紹介
モンベルのダウンウエアは、はっ水加工された生地を採用しています(一部の製品を除く)。「はっ水性」があることで生地が保水しにくくなり、水濡れなどによるダウンのロフト(かさ高さ)の低下を防ぎます。また汚れが付着しにくくなるなどの効果があります。
「はっ水性」は、製品をご使用いただく中での摩擦や、洗濯を繰り返し行なうことでの性能低下が避けられないため、はっ水剤を使って「はっ水性」を定期的に回復させる必要があります。洗濯しても「はっ水性」の回復が見られない場合には、はっ水処理の時期と考えてください。
モンベルのはっ水剤はPFAS(ピーファス:有機フッ素化合物)を使用していない、環境にやさしいはっ水剤です。
リキッドスプレータイプ
手軽に強力なはっ水加工を施すことができるスプレー式はっ水剤です。洗濯をしたあと、乾燥機にかける前に塗布します。
エアゾールスプレータイプ
スプレーするだけではっ水性能を発揮するため、手軽に加工できます。乾燥後、全体にくまなくスプレーし、風通しのよい場所で約1日放置します。
コインランドリーで気軽にお手入れ
ランドリーサービスを全国展開する株式会社OKULAB(オクラボ)とモンベルが共同開発した「モンベル撥水コース」なら、簡単にアウトドア用品のお手入れが可能です。ご利用いただける店舗はこちらのページで「モンベル撥水コース」アイコンをご選択いただくとご確認いただけます。
製品によっては洗濯機をご使用いただけない場合もございます。ご利用の前に製品の「洗濯表示」をご確認ください。
保管方法について
ハンガーに掛けたり、通気性のよい大きめの袋に入れて、ゆったりとした状態で保管します。湿気はカビの原因になるので、風通しのよい場所に保管するのがベストですが、押し入れなどに入れる場合は、定期的に空気を入れ替えるなど除湿を心がけてください。
プラスチックの衣装ケースやビニール袋などでの収納は避けてください。また、クリーニング後のビニールカバーは衣類を変色させることがあるので外して保管してください。
スタッフバッグは携行用です。長期保管には不向きです。
保管用バッグのご紹介
ロフト(かさ高さ)の回復力低下を防ぐ、保温材入りアイテムの長期間保管用バッグ。通気性がよいメッシュタイプ。
ダウンの飛び出しについて
織り目からのダウンやスモールフェザーの飛び出しを抑えるために、生地にはダウンプルーフ(羽毛飛び出し防止)という特殊な加工が施されていますが、まれに若干のダウンが飛び出す場合があります。
全体のダウン封入量からするとごく微量なもので、保温力やロフト(かさ高さ)に影響を与えるようなものではありません。ただ、飛び出したダウンをつまんで引っぱり出すと、絡み合ったダウンが次々と出てきますので、以下のように対処してください。
ダウン抜けには、次の2種類があります。
1. 縫い目から出る場合―羽毛の切れ屑なので、ガムテープなどを貼って剥がすことで除去できます。
2. 生地から出る場合―生地表面からフェザー(羽)が出た状態(写真A)で、引き抜いてしまうと静電気で他の羽毛を引き出してしまうため、出ている箇所の裏側からフェザーをつまんで、ウエア内に引き戻してください。(写真B)フェザーが出ていた箇所を軽く揉むことで抜けた跡は消えます。
長く快適に着用するためのポイント
ダウンが片寄ってしまった時
ずっと同じ姿勢で椅子に座っていたりすると、背中のダウンが横に片寄ってしまうことがあります。そんな時はダウンウエアを平置きして、軽く叩くと片寄りを直せます。
雨に濡れた時
雨に少し濡れたくらいであれば、タオルで拭いてから、陰干しで自然乾燥させます。ひどく濡れた場合は、臭いの元になるので洗濯してから乾燥させます。
スタッフバッグへの収納方法
ジッパーやスナップボタンによってウエアを傷めてしまわないよう、たたんで収納するのがポイントです。スタッフバッグ(収納袋)の幅まで折りたたみ、襟の方から丸めて収納します。そうすることでジッパーによる生地への圧迫が軽減できます。
ジッパーの滑りが悪い時
軽微な破れの応急処置
ウエアを汚さない工夫
インシュレーションウエアに汗や皮脂の汚れが溜まると、中綿のロフト(かさ)が減り、保温力が低下してしまいます。おすすめの対策はマフラーやネックゲーター、手袋を着用すること。肌が直接ウエアに触れないようにすることで、特に汚れやすい襟元や袖口の汚れを抑えることができます。
© mont-bell Co.,Ltd. All Rights Reserved.