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登山靴のお手入れ方法

2020/5/7

こまめにメンテナンスを行い、使用前には登山靴の状態を確認しましょう。

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登山靴は自分の体と大地の間に存在する唯一の装備。
フィールドで頼りになるコンディションを保つためにも、山行前と帰宅後には登山靴の状態を確認し、こまめにメンテナンスを行いましょう。
製品ごとの詳細は、お持ちの製品に付属している取扱説明書をご覧ください。

山行前のチェックポイント

使用に伴う消耗や経年劣化が現れる部位や状態をご紹介します。
登山前にはスケジュールに余裕をもって、以下のチェックポイントを確認しておきましょう。

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タン


特に汚れのたまりやすい場所です。土や埃がたまっていませんか? また、内部のウレタンパッドは劣化が進行すると剛性が低下します。

金具


取れかけたり、錆ついたりしていませんか? 汚れや水分の残留にもご注意ください。

靴ひも


摩耗によってすり切れたり、伸縮性がなくなっていませんか? 靴ひもの繊維のすきまに汚れが入り込んだままだと、伸縮性が失われてしまいます。

アッパーとソールの結合部


接着剤の経年劣化による剥離はありませんか? 土などの汚れや水分の残留は、劣化を促進させます。ブラシなどを使用して取り除いてください。

アッパー


カビの発生や皮の乾燥によるひび割れ、生地の破れはありませんか?
また、くるぶしの周りを立体的にサポートしているアッパー内部のウレタンパッドは、長期的な使用により劣化が進行すると剛性が低下します。

ミッドソール


靴底を屈曲させると、ひび割れ等の異常が生じていませんか? ミッドソールは経年劣化により、使用中に突然はがれる場合があります。汚れや水分の残留は劣化を加速させますので、適切なメンテナンスと保管が大切になります。

ランドラバー


キズやゴムの劣化によるひび割れ、接着剤の劣化による剥離はありませんか? 長い間放置すると剥離が広がってしまいます。ランドラバーは、アッパーを補強しソールとの接合部を守る、重要なパーツです。早めに接着修理を行いましょう。

アウトソール


「滑りやすくなった」と感じたり、かかとやつま先部の減りが目立ってきてはいませんか? すり減ったソールはスリップの危険が生じますので、摩耗が目立つ場合は、貼り替えや買い替えを検討しましょう。


ポリウレタンの経年劣化と靴底の貼り替えについて


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ミッドソールに使用されているポリウレタンは、使用頻度にかかわらず劣化し、一般的には製造より5年程度がその寿命とされています。お手入れ方法や保管方法が良くない場合にはいっそう劣化が進行します。使用中の剥離による事故を防ぐために、3年~5年を目安にお買い上げ店に相談し、ソールを貼り替えることをおすすめします。
現在は、経年劣化の遅いEVAを使用したミッドソールが主流となってきていますが、アッパーとソールの結合にはポリウレタン系の接着剤が使用されています。定期的な点検は忘れずに行いましょう。
モンベルの修理サービス(有償)では、アウトソール(靴底)の張り替えの際にはミッドソールも交換し、必要であればランドラバーの交換もいたします。
(ランドラバーの交換はソールの貼り替え時のみ可能です)
モンベル製ブーツ、およびアゾロ製ブーツに限ります。
一部製品はアウトソールの交換に対応しておりません。ホームページをご覧いただくか、販売店もしくはカスタマー・サービスにご相談ください。
修理に関する情報はこちら

ソールの張り替え価格例

アルパインクルーザー2000の場合:8,250円(税込)
靴の状態により、ランドラバーの交換作業 <2,200円(税込)>が発生します。
修理価格はモデルによって異なります。詳しくは、販売店もしくはカスタマー・サービスにご確認ください。

下山後のお手入れ

STEP1 汚れの除去

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1)フットベッド(中敷き)・靴内部
フットベッド(中敷き)は、使用するたびに取り出し、しっかり乾燥させましょう。靴内部も乾かしやすくなります。汚れがひどい時には専用洗剤とブラシで洗います。
靴内部のライニングが革タイプであれば、汚れを拭き取って落とし、ファブリックタイプであれば、ブラッシングで汚れをかき出しましょう。

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2)アッパー部分
靴用ブラシなど(ヌバックレザー製品の場合は専用ブラシ)を用いて汚れを落とし、頑固な汚れには水洗いで対応します。専用洗剤で洗うと、皮革パーツの油分を保ったまま汚れだけを落とすことができます。

靴ひもははずして洗濯ネットに入れ、洗濯機を使用すると手軽に洗えます。

フットウエア専用洗剤

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3)アウトソール(靴底)
水洗いし、頑固な土には使い古しの歯ブラシを、つまった石にはマイナスドライバーを使用すると簡単に取り除くことができます。
マイナスドライバーでソールや手を傷つけないようご注意ください。

STEP2 乾燥

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直射日光を避けて、風通しのよいところで2〜3日かけて乾燥させましょう。靴内部に水分が残留している場合は、靴用の乾燥剤を靴の中に入れておきます。
濡れた後に直射日光やヒータなどで急激に乾燥させると、皮革のヒビ割れや硬化、ソール剥がれの原因となりますので、ご注意ください。

STEP3 撥水

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撥水処理は、汚れを取り除き、乾燥を済ませた状態で行ってください。汚れがついたまま撥水処理をすると、本来の性能を発揮できない恐れがあります。靴の素材別に手順と撥水剤をご紹介します。

皮革製ブーツ

汚れを除去し乾燥させた後、まず保革クリームを塗布します。続いて撥水スプレーを施し、自然乾燥させます。スプレータイプの保革剤入り撥水剤を使用すると、保革剤を塗る手間が省けます。
ヌバックやスエードの場合は、保革剤入り撥水剤を使用すると風合いが変わります。目立たないところで試してから、全体に使用するようにしてください。

ファブリック(布)・合成皮革製ブーツ

汚れを除去し乾燥させた後、撥水スプレーを塗布します。
皮革パーツを使用している場合は、皮革部分に上記の皮革用の処理をしたあと、ファブリック部分に撥水スプレーを塗布します。
ヌバックやスエード、ファブリック(布)の両方に使用可能な撥水剤もあります。

撥水スプレーの使用は、必ず風通しの良い屋外で行ってください。
使用される際は、それぞれの撥水剤に付属している「取扱説明書」や「注意書き」をよくお読みください。

保革剤の入っている撥水剤

保革剤が含まれない撥水剤

STEP4 保管

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風通しが良く、湿度が高くならない場所で、直射日光を避けて保管してください。

※靴にダメージを与える恐れがあります。以下のような場所には保管しないでください。
・購入時の靴箱や収納袋
・直射日光が当たる場所にある物置
・車のトランクなど高温になる場所

フットウエア内部のにおい対策

靴からのにおいが気になる場合は、O.D.メンテナンス 抗菌消臭スプレーを使用しましょう。
使用後のにおいの原因成分や発生源となる菌を減少・死滅させ、優れた消臭・防菌効果を発揮します。においがし始める前に、予防として使用することもできます。

快適な登山を楽しむために!

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靴のコンディションを最良に保つためには、適切なお手入れと保管だけでは十分ではありません。実際のアウトドアフィールドで、適度に使用することも重要な要素です。使い込むことによって自分の足になじみ、靴擦れなどのトラブルも解消されます。
ただ、せっかく足になじんだ靴も、長期にわたり使用すると、どうしてもアッパーの剛性や生地の防水性能などが低下してきます。修理やソールの張り替えを繰り返しながら、一足の靴をずっと愛用できれば良いのですが、材料の経年劣化などの理由から難しいのが現状です。
アウトドアフィールドでの靴のトラブルは、重大な事態にも発展しかねません。日ごろから適切なメンテナンスを行い、異常があった場合にもすぐに気づけるような、そんな道具との関係が理想だといえるでしょう。
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